日本語教師として、新たな発見と朝鮮の日々を送っています
長年勤めた金融機関で、60歳の定年を1年後に控えたとき、私は大きな選択に悩みました。雇用延長制度を利用して、あと5年間同じ会社で働くのか。それとも第二の人生として、より長く続けられる新しい職業に挑戦するのか。
金融機関での経験を活かしたコンサル業なども考えましたが、「より確実に、そして長く働ける仕事」を考えた結果、これまでとは全く異なる道として日本語教師を目指すことを決意しました。
学校選びで重視したポイント
関東在住のため、養成講座の選択肢は多くありました。
その中で私が重視したのは、次の3点です。
■ 定年までの一年間で、仕事を続けながら学べる(修了できる)こと
■ 卒業後、海外で働く可能性があること
■ 社会人経験を活かした日本語教育ができること
こうして情報を集める中で、偶然出会ったのがアルファ国際学院でした。
個別相談で描けた「その先のキャリア」
個別相談会では学院長と直接お話しする機会があり、自身の人生設計や、日本語教師としてのキャリアの可能性について丁寧に伺うことができました。
また受講内容も実践的なカリキュラムになっていることが魅力に感じ、実践授業の見学もできたので、「自分が将来、どんな日本語教師になっているのか」を具体的に思い描けたことが、入学の決め手となり、こうして私はアルファ国際学院の門を叩きました。
悪戦苦闘をしながらも乗り切った授業、その成果で登録日本語教員の試験も一発合格
授業は理論部分をe-learningを使い受講しました。専門的な内容も多くありましたが、基本的には講師の先生がきめ細やかに説明してくれるので、非常に分かり安く理解することができました。ただ、途中やはり理解が難しい部分もあったのですが、そこは常時質問を受け付けてくれるシステムなので、さらにかみ砕いた解説を頂き、科目の確認テストも乗り越えることができました。
実践の授業では、教案の作成法から、教具の作り方を指導してもらいながら、実際に作成した教案や教具を使った模擬授業を行いました。ただ、実際に人の前で話すのは結構難しく、思っていた教案内容が頭から飛んでしまったり、難しい日本語で説明をしてしまったりと、特に初めての模擬授業ではあたふたしました。ただ、回数を重ねたり、また同期の学習仲間の発表を見ることもとても参考になり、何とか形にはなって言っていくという実感を持つことができました。悪戦苦闘はしたものの、無事登録日本語教員の試験にも合格でき、修了をすることもできました。
卒業後すぐに始まった、日本語教師としての現場
修了が近づいた頃から、学院の担当の方よりいくつかお仕事のご紹介をいただき、その中からタイミングもあったので、まずは単身フィリピンへ渡り、フィリピン人クルーへの日本語指導を担当したいと思い、飛び立ちました。
卒業したてであっても、厳しい実践や教育実習を経験していたこと、本当に困ったことがあった場合は、アルファの日本語教務課の先生が日本からサポートして下さったので、意外とスムーズに終えることができました。
こうやって卒業(退職)後すぐに海外で教える経験ができたことは、私にとって非常に大きな自信となりました。
広がり続ける日本語教師としての可能性
帰国後は、海外在住の外国人向けオンライン授業を開始。
さらに法務省告示機関での日本語教育の現場にも立つ機会を得ました。
そのほかにも、企業研修用の教科書編纂に携わるなど、退職後の短期間で、想像以上に幅広い経験を積むことができています。
還暦を過ぎた今も、毎日が新たな発見と挑戦の連続です。
日本語教師として、世界と日本をつなぐ
日本語教師という仕事を通じて、日本と日本語のファンを世界に増やしていくこと。
それが、日本のソフトパワーを高め、未来の日本を支える力になる。
そんな信念を胸に、日々研鑽を続けています。
今月末には、横浜に寄港するクルーズ船上で、
かつて教えたフィリピン人船員との再会が待っています。
お互いに、この1年間の成長した姿を見せ合えることを楽しみにしながら、
教え子と別の場所で再会できる日本語教師という仕事に、今は夢中です。