2023.04.28
ゴールデンウィーク休校のお知らせ
こんにちは、アルファ国際学院です。
下記の期間、ゴールデンウイークのため休校となります。
【休校期間】4月29日(土)~5月7日(日)
期間中にいただきましたお問合せにつきましては5月8日(月)以降に順次対応させていただきます。
ご不便をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
2023.03.18
留学生40万人計画に、高まる日本語教師の需要
留学生40万人計画に上方修正へ
政府はこれまで遂行してきた留学生30万人計画(2019年に達成済み)を見直し、2033年を目標に留学生40万人計画とする目標を掲げた。
(読売新聞記事)
この目標変更により今後日本語教育業界にどのような影響が出てくるのでしょうか。
まずはこれまでの留学生の推移について見ていきましょう。
日本の留学生政策の初めの目標は、1983年に中曽根内閣が策定した『留学生10万認計画』であった。当時このような計画が策定された背景には以下の3つの理由があった。
(1)留学生交流は、我が国と諸外国との相互理解の増進や教育、研究水準の向上、開発途上国の人材育成等に資するものであり、我が国にとって留学生政策は、文教政策及び対外政策上、重要な国策の一つである。
(2)元留学生の中には、各国の発展や我が国との関係で貴重な役割を果たしている者も少なくない。
(3)我が国の受入れている留学生の数が、昭和58年当時、他の先進諸国に比べ、際だって少ない。
この計画は表をご覧いただければ分かる通り、計画から20年後の2003年に達成された。当初の予定も21世紀初頭での達成を掲げており、見事計画通りに実行されたともいえる。
さて、その後策定されたのが、2008年7月福田内閣の『留学生30万認計画』であった。この計画は2020年を目標として留学生を30万人とする内容であった。
その背景として以下の内容が提示されている。
「留学生30万人計画」は、日本を世界により開かれた国とし、アジア、世界の間のヒト・モノ・カネ、情報の流れを拡大する「グローバル戦略」を展開する一環として、2020年を目途に30万人の留学生受入れを目指すものです。
このため、日本留学への関心を呼び起こす動機づけや情報提供から、入試・入学・入国の入り口の改善、大学等の教育機関や社会における受入れ体制の整備、卒業・修了後の就職支援等に至る幅広い施策を、上記関係省庁において検討し、このたび、その基本的な考え方や施策の方向性を「留学生30万人計画」骨子としてとりまとめました。今後、関係省庁は、本計画の実現に向け十分に連携しつつ、施策の具体化を図ることとしています。
ちなみにこの計画は、最初のグラフでも分かるように2019年に達成されている。
ただ実はここには少しカラクリがあるのです。当初日本では、留学生の定義を「高等教育機関に在籍している者」としていましたが、2011年よりそれまで「就学生」というカテゴリーであった、所謂「日本語学校」の留学生も「留学(就学)」というカテゴリー変更することにより、留学生数を増やすことにしたのです。その結果2019年に31万を超える留学生数になったのです。その内訳は、高等教育機関在籍者22.8万人、日本語学校在籍者8.3万人でした。つまり、日本語学校への留学を留学とカウントすることにより、達成した数字でもあります。
法務省告示基準校(日本語学校)は、留学生30万人計画に呼応するように2023年以降一気に倍増していきました。現在2023年現在では約900校に増えています。
その一方で日本語教師の人数は減ってきている現状があります。これは、コロナの影響もありますが、実際に日本語学校の声としては、コロナ禍で日本語教師離れが起き、留学生が戻ってきた令和4年に先生が思ったほど戻ってきてくれていないので、圧倒的に不足しているという声が聞こえてきています。
近い将来日本語教師の資格は国家資格へと移行していきます。
留学生が10万人増えるということは、仮に日本語学校だと、1クラス20人ですから、5000クラス増える見込みです。
一般的に1クラスを2~3名の日本語教師で回していくわけですから、単純に計算すると5000✕2.5=7,500名の日本語教師が不足するわけです。
既に日本語教師自体が不足している現状から考えると、需要は増し、供給ができない状態になることが目に見えています。
そこの課題解決に向けて、より即戦力の教えられる日本語教師の養成が求められるでしょう。
アルファ国際学院としては、これまで以上に即戦力になりえる教師養成を行わなければと考えております。
2023.03.14
海外実習(タイ)体験記
Hさん(50代兼業主婦)
・現在、ケニア紅茶の販売促進と大学図書館司書のダブルワーク中。趣味のキックボクシングでタイのムエタイキャンプに参加して以来タイの文化に興味を持ち、コロナ禍にタイ語を勉強しタイ語検定4級取得。タイ語を勉強する際に日本語の文型と比較しながら学んだため日本語学にも興味を持ち、タイに提携校があるアルファに入学した。修了後はタイで学んだことを生かし、学習者と共に達成感を味わいながら日本語を勉強していく教師になりたい。
【実習クラス】
学習者はi-padに教科書を取り込んでタッチペンで書きこみながら勉強。分からない言葉はすぐに携帯で調べて、学習者同志がお互いに教え合う。
My Class
担当は2クラス、「みん日初級Ⅰ」を終了したN4~3レベルの学習者がもう一度「みん日Ⅰ」を復習する「ベーシッククラス」と、N2~1レベルでビジネス日本語を学ぶ「アドバンスクラス」、5~6人の小規模クラス。
ベーシッククラスでは、タイ語訳のついた「みん日」教科書を使い、新出語彙や説明はタイ語で理解してもらったうえで私が日本語で文型の説明、その後は発声練習と練習問題の筆記、時々ブレイクタイム、という流れの教案を作った。語彙制限に気を遣うのが大変だった。
タイに行く前に、みん日1~50課までの教案プロットを作っておいたので、それが大変役に立った。教案ができたら、パワーポイントのスライド作りだが、開始当初は場面に合ったイラスト探しに時間をかけすぎてしまい教案が中途半端になってしまった。そこで、イラスト探しをやめてタイ語テキストを利用することにして、時間を有効に使った。クラスが午後からだったので前日の夜に教案を作り、当日にスライド作りとリハーサル、というスケジュールを決めて焦ることなく取り組んだ。
アドバンスクラスでは、ビジネスメールの書き方やロールプレイの本を参考にした。学習者から難しい質問が出たとき、答えに詰まる場面があったり、自分の社会経験から答えることができたりと、教師としての未熟さを痛感させられた。
授業では電子黒板を使用。スライドを作る際、イラスト探しに時間をかけるのをやめて、自分の携帯に入っている自分や家族、風景や食べ物などの写真を使ったところ、学習者の反応がとてもよく、話題も盛り上がった。タイの文化として、皆自分のプライベートをオープンに話すので、わたしも自分自身や家族の話をして学習者と交流を図った。ベーシックの学習者はまだ漢字が苦手なので、スライドでは漢字にふりがなをつけることにした。
書道クラス
筆ペンで「永」の字を練習。
タイLife(夕食後はムエタイへ)
夕食後はムエタイジムへ行き、
授業の失敗やストレスを発散!
【FOOD&HOBBY】
宿泊先には自炊設備がなく食事は毎日外食。広大な大学の敷地内にはレストランも学食もあり、英語のメニュ―もある。お店の人に通じないときは、隣にいる大学生に英語で話しかけて、注文を手伝ってもらった。校内だけでなく、あらゆる場所に出店があり、曜日ごとに違う場所でナイトマーケットも開かれていて、今日の夕食はどこで何を食べるかが毎日の悩みであり楽しみだった。屋台では英語が通じないので、指差し注文またはお店の人が言ったことにうなずけば、おまかせのおいしい料理を食べることができた。味の濃いタイ料理を食べた後、スイーツやフルーツを食べたが、すべて同じ場所にそろっているので時間もかからず、食事の後の時間を有効に使うことができた。
TALK ABOUT KENYA
日本について紹介…、ではなく、自分はケニア紅茶の仕事をしている関係で日本人にケニアのことを紹介する機会が多いため、その時に使うスライドをタイの学習者向けにアレンジして使った。タイに到着してすぐに自分用にバンコク市内でアフリカ布を購入していたので(日本より安い!)、それを使ったアフリカ・ファッションの体験や、ケニア紅茶の試飲などを行い、ケニアについて知ってもらうことができた。アドバンスクラスの学習者は日本人向けのスライドとほぼ同じ説明にして、ベーシッククラスは語彙制限があるため説明をシンプルにしたが、どちらのクラスからもスライドに用意がない質問が出てきたので、スライドの進め方について自分自身の勉強にもなった。
最後に
あっという間の3週間でしたが、大変有意義な実習でした。
宍戸先生(指導教官)以下スタッフの皆さんにも大変よくして頂き、タイに戻ってきたいと思います。
2023.03.09
海外で活躍する日本語教師
海外で働く日本語教師
海外で働きたいを実現できるのが日本語教師の大きな特徴の一つです。アルファは、海外校や提携先(英国・タイ・ベトナム・ネパール・カンボジア・パラグアイ等)を多数持っているので、海外就職に一番強い学校でもあります。海外では、子供への教育から社会人の教育まで幅広い年代に日本語を教える機会があります。
海外就職の道は色々あります。
〇公的派遣(JICA・国際交流基金等)
〇大学機関(アルファ実績:アメリカ・欧州・ニュージーランド・香港等)
〇一般の日本語学校(東南アジア・東ヨーロッパ)
〇アルファ日本語教師派遣(英国・タイ・ベトナム・カンボジア・フィリピン等)
これまでも毎年(コロナ禍の間は除く)30名近くの日本語教師を海外就職へと導いてきました。
様々なルートから海外就職を支援いたします。
海外就職を目指す方はまずはアルファへご相談ください。