博多校ブログ
博多校
2020年12月8日
以前勤めていた日本語学校で、私はクラス担任をしていました。
卒業式前日、最後の授業はクラスみんなで小さなパーティーを開きました。
「先生、今までありがとうございました。」
そう言って笑顔でプレゼントしてくれたのは、クラスみんなからの寄せ書きとアルバム、そして花束でした。
サプライズのプレゼントに感動していた私でしたが、もらった花束をよくよく見ると…
恐らくお供え用の菊の花でした。
「日本語教師あるある」で、菊の花をプレゼントとしてもらったという話は聞いたことがありましたが、本当に「あるある」なんだ!と笑ってしまいました。
どうして私が笑ったか、最初は理解できていない生徒たちでしたが理由を話すと、生徒たちはなんだか申し訳なさそうな複雑な表情に。
しかし、「きれいだから」「喜んでほしいから」という純粋な気持ちでプレゼントしてくれた花束は、私にとってはやっぱりきれいで、色んな意味で忘れられないプレゼントとなりました。
私のために選んでくれたその気持ちが嬉しいことと、他の人にはプレゼントしないようにと伝え、その後のパーティーはみんなで楽しみました♪
菊の花を見るたびに、生徒たちのことを思い出します。