大阪本校ブログ
大阪本校
2021年12月23日
いよいよ今年もあと1週間余りとなりましたね。
例年以上に寒暖の差が激しい冬になっているような気がしますので、皆様お身体にはくれぐれもご自愛くださいね。
さて、年が明けてすぐに始まる通常国会で、いよいよ日本語教師の国家資格制度に関する法案が審議されます。
ここでは、
どのようなスケジュールで始まるのか、
制度の中身はどうなっているのか、
などを簡単に説明させていただきます。
1 国家資格化に向けたスケジュール
2022年1月~ 通常国会にて審議
無事法律が成立した場合、
2023年4月~ 一部施行
2024年1月~ 全面施行
となっています。
つまり、最短での全面施行が24年1月~であり、22年1月~の国会の審議状況によっては、24年1月以降に施行がずれ込む可能性も現時点では残されていることになります。
2 制度案の中身は?
(1)国家試験は学歴によらず、どなたでも受けられます。
(2)国家資格取得のためには
・日本語教育能力を判定する試験(筆記試験)の合格
筆記試験① 区分ごとの基礎的な知識・技能の測定
筆記試験② 区分横断的な複合問題及び聴解試験
・指定日本語教師養成機関における教育実習の修了
が必要です。
公認日本語教師の資格のイメージは下記クリック
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/kondankaito/nihongo_kyoin/pdf/92895901_01.pdf
筆記試験の出題範囲から、現在行われている日本語教育能力検定試験の試験Ⅰが筆記試験①に、試験Ⅱ・試験Ⅲが筆記試験②に該当していることが分かりますが、今の検定試験と国家資格試験の関係などはまだ詳細決められていません。
ただし、国家資格制度が始まってからも、今の制度(例えば文化庁届出受理420時間総合講座修了)で資格を取られた方が、その資格で働けなくなるわけではありません。
開始時期及びその内容など、国家資格化されるまでまだ紆余曲折も予想されるため、現時点で日本語教師を目指される方は、今の制度のうちに資格を取って、1日も早く日本語教師としての経歴をスタートされることをお勧めします。
※公認日本語教師 国家資格制度(案)は下記文化庁HPにアップされています。
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/kondankaito/nihongo_kyoin/93324301.html
日本語教師養成講座 アルファ国際学院大阪本校