名古屋校ブログ
名古屋校
2021年8月10日
こんにちは、アルファ国際学院名古屋校です。
7月、フルタイムでお仕事をされながら、ご家庭でお子さんを育てながら日本語教師養成420時間講座の学びを見事にやり抜き、日本語教育能力検定試験の合格も手にされたEさんが、ご卒業。アルファ国際学院名古屋校から旅立ってゆかれました。
最初の個別説明会でお会いしたとき、「日本語教師は私にとって世界へ出るための切符のようなものなんです」と、ご自身の人生を切り拓かんとするひたむきな思い、人生を自分の足でしっかり歩かんとされるその姿勢、そんなことが非常に印象深く残っている方でした。
Eさんが書いてくださった『私が目指す日本語教師像』を本日はご紹介したいと思います。
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私は、日本語学習者の「これがやりたい!!」を全力で応援する日本語教師になりたいと思います。
人は誰しも自分の現実を生きています。自分の置かれた環境、状況に満足している人、そうでない人、様々だと思いますが、大切なことは、自分に向き合い、自分の人生をどう生きるかを考えることだと思います。
それには、時にサポートが必要です。何故なら、人は容易に環境に流されてしまうからです。自分から湧いてくる想いを受け止め、自分がどんな人生を望むのか、その想いを丁寧に受け止めるとともに、情報や経験するチャンスを与えることを通して学習者の世界を広げ、彼らが望む現実を創造する手助けをする、それこそが教師の役割だと思います。
日本語教師は、国境を越えてその役割を果たすことができます。日本語を必要とする学習者は限られているかもしれませんが、私が日本語教師として関わった学習者から「やりたいこと、やっています!」のエネルギーが循環し始めることで、世界が変わるのではないかと思います。
日本語を話す未来を描く学習者に寄り添い、望む現実を創造するサポートをする、そんな日本語教師になりたいです。
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日本語教師の学びが決して容易ではなかったことは、そばでサポートさせていただきました我々がいちばんよく知るところです。困難を受け止め、向き合い、乗り越え歩みを進めた人でしか語り得ない言葉を届けていただきました。
Eさんの「やりたいこと、やっています!」エネルギーがすでに大きく循環しているのを感じます。
Eさん、アルファ国際学院名古屋校の門を叩いてくださって、本当にありがとうございました。
ご卒業、心より、おめでとうございます。